アクセラのオイル漏れの修理代は?
マツダの車は日本向けに作られているものではなく、おもにヨーロッパで販売するために作られていることが多いのですが、このアクセラもメインとなるマーケットはあくまでもヨーロッパで、日本向けにはある意味でおまけ的な形で作られているといっていいでしょう。
そのためでしょうか、各部品からのオイル漏れはもはや当たり前といった概念のあるヨーロッパで売るために作ったアクセラではオイル漏れに関する修理がかなり多くなっているようです。
何もクオリティまでヨーロッパ市場にあわせる必要もないのではと思いますが、現実的に多くなっているのは残念です。
アクセラで一番多いオイル漏れがリヤショックアブソーバーの抜けによるオイル漏れです。
ショックアブソーバーはオイルによって減衰力を得ている構造になっており、ロッドが動く部分に内部のオイルが出てこないようにするオイルシールが付けられています。
しかし、熱や使用年数によってそのオイルシールが傷んだり、ロッドに付いた異物によってオイルシールが痛めつけられたりするとオイルシールが内部のオイルをせき止めることができなくなり、オイルにじみが始まり、それにも気が付かないまま乗り続けていくと、内部のオイルが無くなり、減衰力を一切発生させることができなくなってしまう、いわゆる「ショックアブソーバーが抜けた」状態になります。
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アクセラではリヤサスペンションとして採用されているマルチリンクのジオメトリーが悪いのか、あるいはショックアブソーバー自体の品質が低いのか分かりませんが、よくこのショックアブソーバーが抜けた状態になることがあります。
純正ショックアブソーバーは修理不可能な部品ですので何かしらトラブルが出るとすべて交換で対応する形となります。
ショックアブソーバーは1本で約20000円ぐらい、それに交換工賃が15000円ぐらいかかりますので一か所の職アブソーバーが抜けてしまうと35000円ぐらいの費用が掛かってしまうことになります。
それとよくあるのがアクセラでは定番となっているデファレンシャルギヤからのオイル漏れです。
アクセラはご存じのとおりFFモデルですので、FRのように独立してデファレンシャルギヤを持つものではなく、トランスミッションと一体型としてデファレンシャルギヤが内蔵されています。
そのデファレンシャルギヤのサイドシール部分、要するに両側にタイヤを駆動するために伸びているドライブシャフトの付け根からデフオイル漏れが起こることが多くなっているようです。
修理はデファレンシャルギヤのサイドシールを交換することによって行います。
シールの交換作業自体は、整備士にしてみればそれほど大変な作業ではありませんが、それを行うために準備としてドライブシャフトを抜いたりする作業が伴います。
実はこの修理においての工賃のほとんどがこのドライブシャフトを抜くためにかかっているようなもので、シール交換自体の工賃は数千円がいいところです。
サイドシールの部品代と工賃あわせて25000円ぐらいとみておけばいいでしょう。