ゼストのオイル漏れの修理代は?

ホンダの前世代の軽自動車、ゼストシリーズは売れ行きが芳しくなかった割には意外と今でも街中を走っているところを見かけます。
新世代Nシリーズに移行するまでもないということなのでしょうか。

 

当然ながら年式もそれなりに古くなってきているわけですが、それでも元気に走っているものが多いということはそれだけゼストが丈夫なつくりになっているということなのかもしれません。
ただし、ホンダの軽自動車では定番のトラブルは避けられそうもないようです。

 

かなりお金のかかるオイル漏れといえば、P07A型ターボエンジンによくあるタービンブローです。
タービンには軸受け部にエンジンオイルが導かれており、そのエンジンオイルによって潤滑と冷却を行っています。

 

ターボエンジンでは「エンジンオイルの交換が大切」などといわれるのがこういった理由があるからなのです。

 

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ただ、そんなタービンでもそう簡単には壊れません。
しかし、たった一つの小さな部品の故障によってタービンブローからエンジンブローにいたり、路面にエンジンオイルをまき散らしてしまうことがあるのです。
その部品というのがタービンにつけられているアクチュエーターです。

 

ホンダの部品名として言えばウェイストゲートコントロールバルブということになるのですが、この部品はインテーク側の圧力によってタービンのウェイストゲート、要するに排気ガスの逃げ道の蓋をコントロールする機能を持ちます。
設定した過給圧になると蓋を開けて排気ガスをそれ以上タービンにあてないようにして、設定された過給圧以上に上がらないようにしているのです。

 

この部分は高温にさらされることが多く、かなり過酷な環境におかれます。

 

それによって内部に仕込まれているゴム製のダイアフラムが劣化したり、リンケージが固着してしまったりすることがあり、それによって想定以上の過給圧が掛かってしまうことになります。

 

一応、ECUによって予防策が取られているので、その状態がずっと続くというわけではなく一瞬跳ねあがるといった形になることが多いのですが、それでも複数回そういった状態になるとタービンやエンジンに負担がかかり、タービンの焼き付きやエンジンブローといったことになり、各隙間からエンジンオイルが出てきてしまうのです。
修理としては、アクチュエーターだけの交換で10000円ぐらい、タービンの交換で10万円ぐらい、エンジン乗せ換えとなると30万円ぐらいにはなってしまうのでしょう。

 

ですので、少しでも過給圧の制御がおかしいと思った時点ですぐにディーラーに持ち込む方がいいというわけです。
修理費用を10000円で済ますのか、30万円もかけるのかは、その時の判断に大きく左右されるということです。

 

できれば、後付のブースト計が欲しいところ、このブースト計で常日頃、標準とされている過給圧を知っておけば、異常が出た時もすぐにわかるというものです。
やはり、車のトラブルというものはドライバーがしっかりと管理する必要があるのです。