エディックスのオイル漏れの修理代は?

複雑でユニークなシートレイアウトを持つミニバン呼んでいいのかトールワゴンと呼んでいいのかわからないエディックスですが、そういったことが受け入れられなかったのかワンモデルでモデル自体が無くなってしまった悲しい車です。
この車は当時のシビックをベースとして作られている車で、基本レイアウトはFFです。

 

しかし、生活四駆として4WDモデルが用意されているのですが、その4WDモデルにおけるリヤデファレンシャルギヤからのギヤオイル漏れがよくあるそうです。

 

ホンダは早くからFFレイアウトを取り入れている自動車メーカーで、それによって必要のないリヤデファレンシャルギヤを作るのが下手というわけではないのでしょうが、どういうわけかエディックスの4WDモデルではサイドシールからのオイル漏れがよく出ます。
デファレンシャルギヤのサイドシールからのオイル漏れは基本的にシールの劣化から起こることが多いのですが、意外と多いのが異物を巻き込んだためによるシールの破損から起こるものです。

 

リヤデファレンシャルギヤなどサスペンション構造の違いによって多少の違いはあるものの、基本的にはだいたい同じようなつけ方がされているわけでが、ホンダのものは路面の異物、例えばビニール袋とか布などを巻きこみやすい傾向があるようです。
運悪く何かを巻き込んで、それがデファレンシャルギヤのドライブシャフトの根っこの部分に巻きつくと、ドライブシャフトの回転による摩擦熱でデファレンシャルギヤのサイドシールを痛めてしまい、それによってオイル漏れを起こすことになります。

 

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このオイル漏れは防ぐことができるもので、もし何かを踏んでしまったとか、踏むまでもいかなくても何かが車の下を通り抜けたといった時は、車をとめた時に下まわりをちょっと覗いてみるとよいかもしれません。
もし何かがリヤデファレンシャルギヤに絡んでいる場合はすぐさま取り去っておけば、無駄な修理費用を払わなくても済むと思います。

 

それからエディクスに搭載されているエンジン、D17A型で顕著に出るオイル漏れトラブルにカムシャフトシールのすっぽ抜けです。
症状としては、普通に乗っていて何かしたわけでもなく、あるいは劣化が進んでいるわけでもなく突然、カムシャフトを支える部分のオイルシールがプーリー側に飛び出してきて、そこからエンジンオイルがどんどんこぼれてきてしまうというものです。
いきなりそれなりの量のエンジンオイルが漏れてくるので、ほとんどの人が大慌てになってしまうようです。

 

こうなる原因はカムシャフトシールではなく、実はPCVバルブの異常やつまりです。
PCVバルブはクランクケースやシリンダーヘッドの内圧をインテーク側の放出する、いわゆるブローバイガスの経路の途中につけられているもので、シリンダーヘッドやクランクケースの内圧が上がった時だけ圧力を逃がす制御を行っています。

 

そのPCVバルブが目詰まりを起こしたり、固着してしまったりという形になり、内圧を逃がすことができなくなると、シリンダーヘッド内やクランクケース内の圧力が上がってしまい、その圧力に逃げ場がシリンダーヘッドでいえば、カムシャフトシールの部分ということなのです。
その圧力によってカムシャフトシールが押し出され、プーリー側に出てきてしまう、そうなると当然ですが隙間が生まれるわけですからその隙間からシリンダーヘッド内にあるエンジンオイルが漏れてきてしまうのです。

 

この症状を直すにはPCVバルブとカムシャフトシールの交換が必要となります。

 

幸いなことにどちらも高い部品ではありませんので修理費用はそれほど高くなく、むしろ工賃の方が高くなることから30000円ぐらいの費用が掛かるとみていいかと思います。

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