フォルクスワーゲン ザ・ビートルのオイル漏れの修理代は?
ドイツの国民車として作られていたフォルクスワーゲン・ビートルの進化系として作られているのがこのザ・ビートル、昔のようにリヤエンジンではありませんが、ボディのフォルムは先代モデルであるニュービートルより、タイプ1に近いものとなっているせいか、なかなかの人気です。
ゴルフなどと比べると圧倒的に台数がすくないですが、それでもそこそこ多く走っており、オイル漏れの修理に関しても件数的にも多くなっているようです。
まずエンジン周りですが、この車もフォルクスワーゲンの車ですので、エンジンのあちこちからオイルが漏れることになるのですが、ザ・ビートルではクランクシールからのオイル漏れが結構あるようです。
漏れる場所はフロント側、リヤ側問わずということになりますが、フロント側であればエンジンを車につけた状態で何とか修理することができると思います、しかしリヤ側となるとトランスミッションを取り外さなければなりませんので、場合によってはエンジンをずらしたり、降ろしたりしないと作業ができないことがありますので、おのずと工賃が高くなってしまいます。
漏れの原因となっているオイルシールは一枚3000円ぐらいで手に入れることができるのですが、この工賃が漏れた場所によって大きく異なってくるので、それで修理費用が決まってくることになります。
フロント側で30000円ぐらい、リヤ側で60000円ぐらいが平均的な金額となるでしょう。
それからこれはエンジン周りではないのですが、非常に多く出ているのがリヤゲート用のダンパーからのオイル漏れです、
油圧ダンパーを用いているので当然ながら内部にはオイルが入れられています。
通常はロッドの可動部にオイルシールが付けられていて、内部のオイルが漏れないようになっているのですが、作りが悪いのか、シール素材が悪いのか、はたまたオイルとシールの相性が悪いのかはわかりませんが、たいして年数も経っていないのにオイルが漏れてくることがあるようです。
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軽症であれば、ダンパー周りだけが汚れるいった形で発見に至ることになるのですが、その時を見過ごしてしまうと今度がそのオイルがダンパーのまわりまで広がってしまい、ハッチを閉めたときにボディ側にまわってしまい、汚れを付けてしまうこともあります。
ホワイト系のボディカラーであると非常に目立ちます。
たぶんこういったことになった時点で、荷物を後ろに積もうとした時にハッチの重さを感じるはずです。
そもそもリヤゲートダンパーは重たいリヤハッチの開閉を楽にしてくれる部品であるため、その部分からオイル漏れが発生し、重さを軽減できなくなってしまうのですから、こうなるのも当たり前です。
このオイル漏れの修理は、修理ではなく、結局のところダンパーの交換となります。
一本当たり10000円程度の部品代と工賃が数千円かかりますが、上下二本のボルトで固定されているものですので、ダンパーだけを購入し、自分で付け替えることも可能です。