プリウスのオイル漏れの修理代は?
ハイブリッドモデルのプリウスでオイル漏れ?
ハイブリッドモデルでもエンジンが搭載されているのでオイル漏れを起こすのは至極当たり前のことですが、どうしても電気モーターの存在が大きいのであまりピンときません。
しかし、他の車同様にプリウスにもオイル漏れトラブルは結構出ています。
ただ、思ったより件数が少ないように思えるのはトラブル発生までに時間がかかるためです。
例えば、ガソリンエンジンモデルとハイブリッドモデルで、おなじ症状で同じところからオイル漏れを起こすとします。
しかし、ほとんどエンジンが止まっている状態のハイブリッドモデルはガソリンエンジンモデルのエンジンより稼働時間が短く、それも断続的なので、同じ走行距離や年式でもエンジン自体の傷みが少ないのです。
それによってエンジン稼働時間が延びるほど出やすいオイル漏れの症状がガソリンエンジンモデルよりも遅くなり、それが発生件数の少なさを感じさせてしまうのです。
でも実際にはオイル漏れを起こす確率は同じです。
現にプリウスでもクランクシールの劣化によるオイル漏れがよく起きており、それに気が付かない方が多いらしいです。
クランクシールからオイルが漏れるとその漏れたエンジンオイルがベルトに付着し、ベルト劣化を速めてしまいます。
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そうなるとどうなるかというといつしかベルトが切れて、ウォーターポンプなどを駆動させることができなくなり、様々な弊害をもたらすことになってしまうのです。
クランクシールの交換は非常に工賃が高くなることで有名で、プリウスですとハイブリッドシステムとの兼ね合いもあって10万円以上かかることもあるようです。
それからオイルパンからのエンジンオイル漏れも結構聞きます。
こうなる原因は道の悪いところを走って、オイルパンをヒットしたことによるのですが、プリウスのオイルパンは非常に小さく、例えオイルパンの下の方を軽くヒットしただけでもオイルパンが小さいため、その衝撃がエンジンブロックにまで伝わってしまい、それによってオイルパンの変形だけでなく、オイルパンを取り付けるエンジンブロックまで変形してしまうのです。
こうなってしまうとオイルパンの交換だけではすまず、エンジンブロックごと交換ということになります。
ただ、高い修理技術を持っている修理工場であれば溶接などでエンジンブロックを直すことができるので、そういったところで修理するとディーラーでの交換よりは修理費用を安く抑えることができるでしょう。
エンジンブロック交換というよりエンジン乗せ換えで50万円以上、溶接修理で20間年ぐらいというところでしょうか。
サスペンションからのオイル漏れ
それとエンジンから離れた部分でもオイル漏れが結構あります。
それがフロントサスペンションにつけられているショックアブソーバー、プリウスはどの年代ものでもかなりフロントヘビーな車で、とかくフロントサスペンションに負担がかかりがちです。
そのため、リヤサスペンションよりも早く劣化するようで、ショックアブソーバーではオイル漏れ、ブッシュでは亀裂などがよく出るようです。
純正のショックアブソーバーは比較的安く1万円前後で手に入れることができるので、2本交換して工賃を加えたとしても4万円ぐらいで直すことができると思います。