ミラのオイル漏れの修理代は?

ミラはダイハツの軽ベーシックモデルとして発売されている車で、たくさん売れることを想定して作られているモデルなのですが、ミライースの登場以来、とんと元気がなくなってしまいました。
それでも意外とこういった車はずっと乗り続けられることが多いため、先代モデル以前物も含めて意外とたくさん乗られているようです。
それは修理件数の多さでよくわかります。

 

特に先代モデルですが、先代モデルにはダイハツの軽自動車用のエンジンとしては一昔前のものとなるEF型エンジンが搭載されているのですが、そのエンジンの特徴によってたくさんのエンジンオイル漏れが発生しているようです。
EF型エンジンには、ブローバイガスの処理がうまくできないという設計上の不具合を持ちます。
しかしながらそれが直接、エンジンに悪影響をもたらすということではなく、間接的にエンジンオイル漏れなどを引き起こしてしまうのです。
ブローバイガスは、クランクケース内やシリンダーヘッド内の内圧を抜くという役割があります。

 

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熱による気体の膨張、エンジンオイルの膨張、高回転で回るものが中にあるので、それによっても内部の圧力が高まります。
正しい形ではこの内圧をブローバイガスとしてインテーク側に逃がすわけですが、それがうまく行われないEF型エンジンでは、高まった圧力が一番弱い部分、要するに部品と部品の隙間を埋めているパッキンやシール類の部分に行ってしまうのです。

 

これによってエンジンが止まっている状態、あるいは内圧があまり高まっていない状態ではエンジンオイルは漏れることがないのですが、だんだん内圧が上がってくるとパッキンやシール類を外に押し出そうという力が加わり、少しでも隙間があればそこから内圧と共にエンジンオイルを拭きだそうとしてしまうのです。

 

一度や二度なら何ら問題もないでしょうが、これが車に乗るたびに繰り返されることによって、パッキンやシール類が傷んでしまい、場所によってはオイルシール自体が飛び出してしまうといったことにもなり、最終的には、エンジンを止めていてもすべてのパッキン、すべてのオイルシールからエンジンオイルが漏れてきてしまうということになってしまうのです。
こういった理由でよくおこるエンジンオイル漏れは、クランクシャフトシールやカムシール、ヘッドカバーガスケットからです。

 

クランクシャフトシールはベルトのあるフロント側、トランスミッションのあるリヤ側問わず起こり、特に修理が厄介なリヤ側で多く出るようです。

 

リヤ側はトランスミッションが付けられているのでそれを取り外さなければ、シールの交換をすることができないため、トランスミッションを下ろそうとするのですが、ミラではエンジンごと降ろさなければなりませんので、シール一枚を交換するだけなのに非常に手間のかかる作業が必要となってしまいます。
この修理には少なくとも60000円以上かかってしまうでしょう。
それからカムシールですが、こちらはクランクシャフトシールの交換よりは手間はかかりませんが、それでもベルトやタイミングベルト、補器類などを取り外さなければなりませんのでそれなりに手間がかかります。
費用としては20000円から30000円といったところでしょうか。