エブリイワゴンのオイル漏れの修理代は?

エブリィワゴンはワゴンといっても商用車ベースのワゴンモデルのですので、実用的に作られており、ワゴンとしての使い道の他に商用車としての使い道にも優れているため、スーパーハイトワゴンが発売された以降の根強い人気を持つ車です。
そういった性格があるからか、長く乗り続ける傾向が強く、走行距離も年式もそれなりに経過したものがまだまだ現役として走ることになるわけです。
となるとやはり気になるのが故障です。

 

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もともと壊れにくい車でありますが、どうしても年月や走行距離にはかなわない部分があって、いろいろな部分からオイル漏れも発生することになります。
先代モデル以前のエブリィワゴンではK6A型エンジンの弱点となっているヘッドカバーパッキンからのエンジンオイル漏れが出ています。

 

ひどくなるとエキゾーストマニホールドカバーにまで垂れてしまい、場合によってはオイルのニオイが車内に入ってきたり、白煙を出すこともあります。
修理は1500円ぐらいのヘッドカバーパッキンを交換することで行い、作業としてもそれほど複雑なものではないのですが、キャブオーバー型の車特有の整備性の悪さがあり、狭い中で作業をしなければなりませんので、そういった意味で多少時間がかかるかもしれません。
工賃は10000円から20000円の間ぐらいとなり、25000円以下で直すことができるでしょう。

 

それとドライブトレーンからのオイル漏れも報告されています。
エブリィワゴンは商用車ベースので、軽乗用車としては珍しいFRレイアウトを持っています。
そのため基本的な駆動輪は後輪ということになり、リヤアクスルにデファレンシャルギヤが付けられているわけですが、そのデファレンシャルギヤからのギヤオイル漏れがよくあるそうです。

 

漏れる場所はドライブシャフトが差し込まれているデフサイドシール、ほとんどの場合シールの経年劣化によってひきおこされているようですので、走行距離や年式が古ければ古いほど起こりやすくなります。

 

修理はそのデフサイドシールを交換すればいいわけですが、独立懸架サスペンションであれば、ドライブシャフトを引き抜いて、すぐの交換作業に入ることができますが、この車はリジットサスペンションですので、ハブやデフハウジング、ブレーキパイプなどまで外して、それからドライブシャフトを引き抜いて初めて交換作業に入ることができるといった手間のかかることになってしまいます。
交換部品としては2000円ぐらいで手に入れることができますが、工賃が結構かかる形となります。

 

リヤアクスル周りの分解、シール交換、デフオイルの追加、そしてブレーキ周りも取り外しているため、ブレーキオイルのエア抜きなども行わなければなりません。
ひどい場合ですとデフオイルがハウジングを伝って、リヤブレーキにまでいってしまうこともあり、そうなるとリヤブレーキのオーバーホールも必要となりますので更に工賃が掛かってしまいます。
トータルで考えると20000円から40000円ぐらいの修理費用が掛かると思われます。

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